エッセイ
コンセプト
エッセイは皆様が自己実現させる為の励ましの言葉や、「なるほどね」「そういう見方もあるな」など、小さな納得感をお届けしたいと思います。
2021年3月からインスタグラムに投稿した中から抜粋して編集したものや、日常で心動かされたことについてなど書き綴っていきたいと思っています。
短い文章と分かりやすい言葉を使っていますので気軽にお読み下さいませ。
エッセイ一覧
気をつけよう! 自分の言葉に支配されるから
楽しくても「つまらない」と言えば、つまらなくなる。
気が進まなくても「おもしろいかも」と言えば、脳がフル回転して面白くしてくれる
どうでしょう。
このようなことを日常で経験したことはありませんか。
子どもも感じているのですよ。言葉と心が関係しているということを。小学生の子どもが書いた詩を紹介します。
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『あいさつ』
「おはよう」というと目が覚める
「いただきます」というとお腹がすく
「いってきます」というと元気にいける
「ありがとう」というと気持ちがいい
「ごめんなさい」というとほっとする
「おやすみなさい」というといい夢みられる
あいさつってうれしいな
愛知県乙川東小学校 福島圭一郎くん
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挨拶をすることの心地よさ、素直な心が表れています。
でも、私がお伝えしたいのは、言葉通りの気持ちになるということ。
そして、「ごめんなさい」と言うとほっとする…この一節は人の心理を表しています。
「ごめんさない」とう言葉の波動と言うべきかエネルギーは、集団で生きることで命を繋いできた人としての倫理観の表れとも思います。
決して、勝ち負けを決める言葉でもありません。心を開く言葉です。心を開くという意味では「ごめんなさい」も挨拶の部類になるのですね。
「ごめんなさい」と言えば、相手も、「私のほうこそ」と言う言葉が聞こえてきそうです。言葉は、私たちの心を操るのです。
悪く使えば、ネガティブな方向に心も行動も繋がっていくでしょう。でも、良いほうに使えば、私たちの心を前向きに、苦手なことへの挑戦も成し得ることに繋がっていくのでしょう。
どう、言葉を使っていくか。私たちに委ねられているのですね。
よし! どんとこい!
どんとこいは、向かってくるものを確実に受け止めるという心意気を表す言葉だね
もし、嫌なことが起こったら…
小さなことなら、にっこり「はい」
大きなことなら、「そうくるか…」と
ちょっと面白がってみて
例え、思いがけないことが起こっても「どんとこい!」と声に出してみると一瞬で心がそこに向かい
地盤が強化されるのを感じます。
何かを「やっつけちゃう」時に必要なのは覚悟。その覚悟へのショートカットができると思うのです。
逃げずに受け止めることで、私たちの血となり肉となり細胞の一つ一つが強くなるような気がします。
「経験」というのは、逃げずに味わった人が使う言葉のように思います。「あの時に逃げてしまった…」これも味わったなら経験です。
逃げたことを後悔して、今度こそはと思う気持ちは、
「今度は向き合おう」という決意になっていくのですから。
もし、嫌なことが起こったら…
小さなことなら、にっこり「はい」と引き受けてしまいましょう。小さなことにもったいぶらずに、ここは潔くです。
大きなことなら、「そうくるか…」とちょっと面白がってみましょう。
面白がるということは、楽しむとは少し異なって、「面倒なことほど、やる気が出るではないか」と、自分を鼓舞させることです。
これらは起こる出来事を肯定していく。受容性がある姿勢です。自分の身に起こることは、良くも悪くも引き受けていくことです。
「断りにくいけど断らないといけない」ということが起これば、自分の軸を強化するタイミングです。
ラッキーな日も、アンラッキーな日も含めて日常です。アンラッキーと感じるか、「そうくるか」と向き合うか。
その心意気が次に同じようなことが起こったとしても
アンラッキーとは思わずにサラリとこなしている自分になっていくでしょう。